愛した男はADHDでした。

はじめまして、さくらです。結婚10年めで、夫タクミさんがADHDと判明。日々の迷いと決意を綴ります。

ADHD夫は病院の予約ができない

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タクミさんは「病院の予約をとる」ことがとても苦手です。

病院の予約をとるには

  1. 病院に電話する
  2. 病院の診療時間内で空いている時間と自分の予定を照らし合わせ、都合のいい日程を伝える

という手順が必要です。

1. 病院に電話する

病院の電話番号を知る必要がありますが、そもそも診察券がどこかにいってしまって手元にない。→ 離脱ポイント!

ネットで検索しようにも、病院の名前を覚えていないので「新宿 歯医者」などという大きなキーワードを入力するしかありません。当然たくさんヒットするのでもうこの辺で面倒になります。→ 離脱ポイント!

うまくみつけても、そこですぐ電話しないで「電話番号をゲット」したところで休憩。次のタイミングで電話すると営業時間外だったりします。→ 離脱ポイント!

2.  病院の診療時間内で空いている時間と自分の予定を照らし合わせ、都合のいい日程を伝える

「病院の診療時間を把握した上で自分の予定をチェック」が普通の順番ですが、タクミさんはまず自分の予定のアキから見ます。いきなり「その日は休診です」「その時間帯は診療時間外です」とか言われてしまう。→ 離脱ポイント!

「その日は予約がいっぱいです。翌日の19:00からなら空いていますがいかがですか」などと言われたときに、相手に少しだけ待ってもらってスマホのホームボタンを押し、カレンダーをチェックして空き時間を探し、通話に戻って「ああ、そこなら空いています」「そこは僕は予定が合って、さらに翌日の19:00なら行けるんですけれどどうでしょうか?」などと言えません。「話しながら聞きながら予定をチェック」が苦手なのです。「あとで予定を見てかけなおします」というはめに。→ 離脱ポイント!

やっとのことで予約をとっても、自分の予定以外に家族の予定をチェックすることを忘れていたりします。「えっ、その日は小学校の運動会だよ!」とさくらに言われて、予約をまたキャンセルしたり。キャンセルしたその電話で予約を取りなおせばいいんですが「キャンセルします」で切ってしまう。→ 離脱ポイント!

そして、なんとか無事予約が取れて受診当日に丸ごとそれを忘れていて行かなかったり、当日の仕事がどうにも終わらなくて行けなかったりしてしまう。→ 離脱ポイント!

 

そんなタクミさんが病院の予約をきちんととるには「受診後の会計時に次回予約をしてくる」が一番です。スマホはカレンダーとしてのみ使用。じゃあ●日は? その翌日の○時なら空いています。とカレンダーを見ながら話せば、受付のスタッフの方が上手にすり合わせてくれるからです。

 

当日キャンセルしてしまうと、やっぱり行けないんですけどね。

先日は寝坊してしまい、歯医者に行けなかったタクミさん。歯が痛くなくなると治療途中でも面倒で行かなくなるタクミさん。

「さくらは俺が歯が痛いって言ってもぜんぜん同情してくれないよね」
当たり前だ。