愛した男はADHDでした。

はじめまして、さくらです。結婚10年めで、夫タクミさんがADHDと判明。日々の迷いと決意を綴ります。

ADHD夫は年末調整ができない

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ブログ、大変ご無沙汰してしまいました。見てくださっている人、いるかな? 今年はたくさん更新できたらいいなとおもいます。今年もどうぞよろしくお願いします。

今日は年末調整のお話。

●年末調整ができないADHD夫

私もタクミさんもサラリーマンなので、11月くらいになると会社に年末調整の用紙を提出しています。社会人になってから毎年必ずやっているあれです。12月のお給料で、納め過ぎた税金がちょっとだけ戻ってくるやつですね。名前書いて、現在住所書いて、扶養家族がいる場合はその名前も書いて、保険の控除がある場合は証明書に従って文字と数字を入れて、計算式に従って計算する。タクミさんはこれが苦手で、できません。

できないってどういうこと? 一目瞭然だよね? 全部書くところ決まっているし、内容も決まっているし、迷うところないのでは。

1. ADHD夫は記述欄に文字をうまくおさめられない

タクミさんは、記述欄に文字をうまくおさめられません。小さい欄にたくさんの文字を書くとき、自然と小さい文字を書きますよね。タクミさんにはそれができないのです。保険の種類も「学資保険」だと4文字だけど、「団体信用生命保険なんとか特約付」みたいなのだとかなり小さく書かないといけないのに、同じ大きさで書き始めてしまうので入りきらないんです。

これは婚姻届を出したときも同じでした。

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2. ADHD夫は数字を書き写せない

書くべき数字が7桁くらいになってくると、タクミさんはひとめでは書き写せなくなります。何回も見比べて、書いて、間違っていて、そして途中で飽きてしまう! また、10年住んでいても自宅の住所や電話番号を暗記していません。ましてや勤務先の住所なんて全然。全部名刺を見たり会社web(自社!)をみたりして、書き写すのだけどわからなくなってしまうのね。

3. ADHD夫は引用すべき箇所を見失う

自分の名前を書くべきところに家族の名前を書いたりします。保険料の払い込み金額は、証明書に「証明書発行時の払い込み金額」と「年末までの払い込み金額見込み」の2つが印字してあるのですが、当然年末調整だから後者を記入すべき(そして太字だったり囲ってあったりするのに)前者を記入したり。

●そしてずっと代わりにやってきてしまった

結婚して10年以上。タクミさんの年末調整はずっと私がやってきました。それで、言わなきゃいいんだけど知人友人に愚痴ってしまったりするのね。必ず「さくらさんがやってしまうからできないんじゃない?甘えでしょう。やらせたらできるよ」と言われるのだけど、そして私もうっかり「今年こそやってみてよ!」とかタクミさんに言ってしまったりするのだけど、できないものはできないのです。100メートルを9秒で走れないのと同じなの。去年の年末はまた「今年はタクミさん自分でやってね」と言ってしまって2日後に私がやるはめになりました。お互い全然幸せじゃないから最初から気持ちよくやればよかったのにな。今年は心しておきます。